【算数】わり算と学校の指導について

小学算数
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今回紹介する呟きの先生は、私と似た考え方をされていらっしゃいます。学校の授業で大事なのは難問の解説を行うことではなく、こういうことを適切に教えられるかどうかだと思います。

で、このあたりを蔑ろにすると、難問をスラスラ解ける子が基本問題をボロボロ間違えるようになります。先日記事にした全国学力テストがその典型です。なので、基礎を丁寧に確認していくと、安定して成績が伸びていくという訳ですね。

全国学力テストの記事

【算数】小6学力テスト、今回も三角形の面積で正答率21.1%
記事の見出しに衝撃的とありますが、 現場を見ていれば衝撃的でも何でもないと思います。 中学受験する子がかなり多いであろう私立、国立でも 正答率が40%台なので、難問の解法を叩き込むだけの 今の指導法の限界を示している側面も、もし...

立式も図も意味も大事です

わり算の計算順序に困っている子しか見たことがない私には、引用元の呟きに違和感しかありません。計算の意味を意識していない子はとても多く、この後盛大に躓きます。

私の場合ですと高学年の子にもう少し詳しく突っ込んで確認します。(小3だと2÷10という問題が出てこないため)

正解している=理解している訳では無い。これを意識しないとできなくなる子を見落とすように思います。

余談

このあたりの指導のやり方は、学校の先生であれば各自方法論が纏まっているように思いますが、歴代の先生方の方法論を吸い上げようよ文科省と思います、ホント。

学校の先生の指導が下手と言う人は多いですが、うまく指導されている先生の指導方法を真似させてあげればそれで済むことじゃないですか。こういうのは現場が悪いのではなく、システムを改善しない上が悪いだけです。

学校や学校の先生を批判する塾の先生は多いのですが

現場で今の子をちゃんと見ていると、批判している場合か?としか思えないので、勉強のできない子をちゃんと指導されている塾の先生は少ないのかなと思います。(そういう子を排除しないと塾は利益を出せないので、無意識に視界から溢れてしまうケースが多いのでしょう)

手抜きをするほど儲かるというのは、某ビックモーターの件を見ていても明らかです。それでもブランド名で塾を選びますか?大手より利益率の低い個人塾の方がよっぽど丁寧に見ているように思います。(当たり外れはありますけれど、それは有名塾も同じです)

私も地域貢献という意識をかなり強く持って指導していますし、記事もその視点で書いています。良質な指導を個人に対していくら提供したところで、勉強なんてどうでもいいという地域の意識が根こそぎ変わらないことには限界があるからです。

今は学校への要求がどんどん肥大化していて、そこまで面倒見切れないよという内容が増えていますから、あれもこれもと押し付けるのは止めた方が良いと思います。今、学校の先生が十全に働けないのは、先生の責任ではありませんから。

今後どうなっていくかを考えると

今後、学校教育がどうなっていくかを考えた場合、学校と塾と家庭教師が三位一体にならないと子どもたちの学力低下は止められないと私は見ています。いがみ合っている場合でしょうか?

小学算数の問題の多くは、教科書や問題集、および解説を改善することで解決します。(定着度を上げるには授業時間も増やさないとダメでしょうけど)
他の科目ですと、記述問題が増えているのに解説の答えが日本語として不適切なことも少なくないので、制作者側に学問をしっかり修めた人が少ないのでしょう。それで改善が遅れているのだと思います。

いつまでもいつまでも現場の先生方に文句を言う方がおりますが、それで何か改善しましたか?それを真に受けた保護者様が学校の先生を攻撃して収拾がつかなくなっているだけです。黙って自分で指導するか、正しく教えられる先生にご依頼下さい。なお、発達障碍は専門の先生にご相談下さい。今の学校の状況でサポートを依頼しても対応は難しいと思います。

※義務教育は「義務」なので最低限です。不満があるならお金を払って別に頼むのが筋というものです。

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