ちょうどよい呟きを見つけまして。私の指導方法そのまんまなのでご紹介します。
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この一連の呟きの内容をしっかり守ると、かなりできるようになりますよ。学校で考え方を丁寧に指導しなくなってしまったので、家塾などで考えさせる時間を作る必要があると思います。
文章題を解けるようにしたいのなら、絵や図を書いて解き方を考えましょう。
小学校で大量に文章題が苦手な子が生み出されるのは、
「文章→イメージ化→思考&試行錯誤→立式→解答」という手順を取らずに、
「文章→公式あてはめ→立式→解答」というルートで取り組ませるから。掛け順とかどうでもいい。
そんなことで子どもが問題を理解しているかどうかなんて掴めない。
— 野村信弘@まなびプラス鶴見 (@manabi_plus) August 5, 2023
頭の中に情報を置かないようにしましょう。
それはメモリの無駄遣い。
人間のワーキングメモリなんてたかが知れている。誰であっても、問題文の情報を無限に脳内一時保存なんてできない。
勉強できる子は、ワーキングメモリに頼っていないのだ。イメージ化、抽象化した情報を紙などの外部メモリに記録することで脳への負担を軽減し、→続
— 野村信弘@まなびプラス鶴見 (@manabi_plus) August 5, 2023
タップして一通り読むことをオススメします。
少し解説します
文章題
文章題の内容を図に過不足無く書き出せない子はそもそも文章の意味を理解できていませんから、文章題の解き方を解説したところでほとんど意味がありません。文章を読む練習をして、内容を絵や図に書いていく練習から始めていくしかないと思います。
ただ、これはこれで意外に難しく、学校や塾でやっても嫌がられるため公式を使った立式主体の指導をするしかないというのが現状だと思います。ですが、それだとどうしても思考力を伸ばすことができません。
立式
絵や図を書くことは数学や算数を丁寧に指導されていらっしゃる先生方の多くが推奨していると思うのですが、立式はまた色々あるので先生毎に方針が違うように思います。
私は求めるものについて必要に応じて1つ1つ式を立てていくだけなので、式を立てずに答えを出すというのも普通にやります。このため、常に式を経由すべきという考えではありませんが、式は式として立てられる下地は必要だと思っています。
また、
式を正しく処理できるようにする
というのは中学数学の必須事項だと私は考えていて、かなり力を入れた指導をしています。ですが、この点に関してはあまり重視されていらっしゃる方を見かけないような気がしますので、先生毎に色々塩梅が違うのだろうと思います。
等式=天秤
として説明するのは私の授業の定番になっていますが、一年で数百回は下らないくらい話す程度には力を入れています。それでも移項でボロボロ間違いますよ。
ワーキングメモリ
「メモリの無駄遣い」
とは、某作品のヒソカのセリフですが、これは勉強でもとても大事です。ですが、意外とできていない子が多いように思います。
頭の機能は全て処理に用い、情報は全て紙に書き出すというのは複雑な思考を行う上での鉄則事項ですが、問題文を全部読んで、内容を頭の中のミキサーに全部入れて、何かボタンを押したら勝手に答えが出てくる、そんな感じの頭の使い方をする子の多いこと多いこと。
問題の読み方から解き方から、全てを改善しないといけないくらいメチャクチャな子ばかりなので大変です。
勉強は基本、自分でしていくもの
塾による先取りや難問志向が過熱して、勉強は誰かに教わるものだ、解法を覚えることが勉強だという意識の人があまりに増えているので、思考力を育てられる人、育っている人が減っているのではないかと思います。今の御時世、「勉強は基本、自分でするものでしょ」と言っても、指導側の人にすら賛同を得られませんので。
指導側がこの状態ですから、塾や学校の授業を改善していくのはなかなか難しいと思います。頑張っていらっしゃる先生方もいらっしゃいますが、規模が大きい塾ではなかなかできないんですよね。
なので、お金は無いけどできるだけいい学校に行かせたいという場合に、低学年のうちからご家庭内でやっていくことをお勧めします。
※一昔前の旧帝クラスの学校の卒業生であれば授業中に内職していた方がものすごく多いと思うので、勉強は自分でやっていくものだと思っている方も多いと思います。
目先の効率は、全体の勉強効率を大きく下げる
今の子は問題の考え方、解き方、計算のやり方、それら全てに手を入れる必要があるので、どうしたって時間が掛かります。先生がさらさらと書いて説明したって頭に残らないのが当たり前ですから、問題を自分で解かせて考えさせる必要があります。
つまり、できるようにするにはどうしたって「時間」が、もっと言うと「考えさせる時間」が必要になります。それなのに、「効率のいい授業」なんかで全部説明してもらって分かったような気になったところで、てきるようになる訳がありません。ここに気づかないと、いずれ理系科目で失速してしまうのではないかと思います。
脳が汗をかくように勉強してナンボ
こんな風に表現する方もいらっしゃいましたが、まさにその通りだと思います。脳が楽をしようとするからできなくなる、それが理系科目であり、文章題でしょう。
もっとも、理系科目や文章題が得意な方はほぼ100%の確率で、別の意味で楽をしようとしていると思います。
図や表を書けば、解法なんか覚えなくても解けるよね?
なんて思っていますので。基礎を理解して扱えるようにすると、こういうことができるようになるので色々お得ですよ。
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