私の説明が逆比への導入だったことを、理解してもらえている or 理解してもらえるのでしょうか。
気付きへの伏線
私の授業では、逆比に限らず至るところに「実はこういうことだったんだ」という気付きへの伏線を仕掛けているので、生徒さん側がそこに気付けるようになると勉強が俄然面白くなってくるのですが(実際、反応が全然違います)、解法を教えてもらうことが勉強だと思っている子が本当に多いので、そう簡単にはいきません。
問題を解く際に説明する内容は極限まで減らして考えさせ、仕組みの骨格部分については圧倒的に細かく説明する、そういう指導が必要なのでは?と思っています。
いきなり逆比で解かせるのはどうなの?
元々、逆比が使える問題って説明が足りていないことが圧倒的に多いので、公式的に逆比を使わせるのはどうなんだろうというのが個人的な印象です。
で、テキストを順に見ていて、今までの説明の流れをぶった切って突然逆比が出てきまして。流石にこのタイミングでいきなり逆比で解かせるのはどうなの?と言いたくなりました。そこは解説に解法を2パターン並べるところでしょうに。つい先日までそういうテキストでしたけれども。
一応逆比が成り立つ理由はさらっと書いてあるのですが、今の時点でそこに気付ける子はきっと偏差値68以上は軽く取っているのではないかと思います。(数字は適当です)
逆比を公式のように使うのは止めましょう
逆比を使った後に、もしくは使おうとして手が止まる子が大勢いらっしゃるので、公式のように使うのは止めましょう。
目先のテストで出るから覚える、みたいな勉強法は後が続きませんので、今までの解き方でもちゃんと解けるようにした上で逆比を使うようにすると、早く解ける上に理解も深まるので色々お得だと思います。
解説が無い、もしくは誰かに解説してもらえないと覚えるしかないので仕方ありません。そういう時は塾の先生に突っ込んで質問しても良いのではないでしょうか。(分かるように説明してもらえるかは分からないのですが)比は最重要単元で、かつ用途が格段に広いツールです。時間を十分使って、できるようにしていきましょう。
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