【田舎】正直、基本の能力差はあまり感じない

田舎の学力状況
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世間では都会vs田舎という対立構造で、田舎は頭が悪いなどと言われる事が多いような気がしますが、地頭的な頭の良し悪しという点ですと、言うてそんなに差があるか?と、見ていて思うことはよくあります。

明確に差があるのは、地域や保護者様側の教育への熱心さ、勉強への意識あたりでしょうか。これらに相当な差があることは間違いありません。

無勉でも実テで9割に届く子もいます

無勉で実テに9割というのは小学生の時ですね。もしくは、しっかり勉強して好成績を出している子も少なからずいらっしゃいます。

全体的に見て、単純な記憶力だけで言えば私以上に力がありそうと思う子はかなり多いので、田舎生まれだから知力に劣る、みたいな差は正直あまり感じません。

差があるのは勉強への意識

もう、これに関しては壮絶なまでに差があります。

意識が高いことが必ずしも良い訳ではありませんが、挽回が効かないレベルで低いのを見かけると大丈夫かなと思ってしまいます。(土台が脆弱すぎると、後で本気になっても大半のケースで取り戻せません)

勉強への意識があまりに低いので、そこまでガリ勉していない私の1/4も勉強すれば400点を軽く越えるだろうという子はゴロゴロいらっしゃいます。復習している回数も少なすぎますし、ここで大きな差が付いていることは間違いないでしょう。

勉強量が少なすぎること以外の要因としては、普段、頭を使っていないこと、考えさせる働きかけが時代的に弱くなってしまったこと、このあたりが影響しているのではないかと思っています。

中学受験的な頭の良さは別かもしれない

今の中学受験への適正という意味合いで能力差を考えると、都会vs田舎の差は正直あるかもしれません。

受験塾への通いやすさ、情報共有のしやすさ、受験して進学するような学校が近くにあるかどうか、という差が要因として大きいとは思いますけれども。難関大学が近くにあるかどうかで地域の学力に差が出るのは定番なので、それは難関中学でも当然あるはずです。

もっとも、私が仮に中学受験をしていたら最終到達点は確実に低くなっていたと言い切れるので、中学受験への適正だけで頭の良さを測るのはあまり良くないんじゃないかと正直思いますけれども。

評価される軸が変わってきているような

素直な気持ちを言うのであれば、わざわざお金を払って先取りせんでも自分でそのくらいできるようにするのが本質的な学力というもので、そういう力を伸ばすのが大事なんじゃない?と思うところですが、昔と今とでは評価される指標が随分変わってきたように思います。

他人に教えられて難しい問題を解く能力(今)
vs
自分で勝手に先に進んでできるようにする能力(昔)

とでも言いますか。

解法を知っていないと解けない難問が増えたため、塾に行かないとスタートラインにすら立てなくなりつつあるような傾向が強くなっているのですが、本当にこれでいいんだろうかと見ていて思います。

一昔前の勉強は楽でした

無駄に解法を覚えなくてもよく、学校配布の教材だけで十分勉強になったからこそ過去の日本の教育は良質だったと思うのですが、今はもう見る影も無くなりつつあります。

少なくとも、私は今の時代の教育を受けたくないです。授業は窮屈すぎますし、どれだけ参考書いるねんと思いますもの。内職したいですし、本を幾つも広げて授業を聞きながら知識を深めたいです。

大学受験についても、国英数は学校の教材だけでは足りないでしょうけど、他は追加で1冊もあれば十分という質の高い問題にすればいいだけで、知識問題なんて必要ないでしょう。対策するのにたくさん参考書が必要な時点で色々おかしいですよ。

最近の風潮は貧乏人や田舎者は上位の学校に来るなと言わんばかりなので、今の日本は漫画かどこかの世界ですか?と言いたくなります。

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