Aという基礎とBという基礎をCという基礎を使って、DやEの問題を解く、ということができるようになるのが論理的思考の基礎が出来ているということだと思うのですが、これって特に、英文法でよく見られる内容のように思います。
簡単な例を
順番は、中学英語の順に倣っています。
A(be動詞)
B(一般動詞)
C(助動詞)
D(三単現)
E(過去形)
A(be動詞)とB(一般動詞)の使い分けまでならOKの子は少なくありませんが、そこにC(助動詞)が入ってきた途端にできなくなる子が多い印象です。更にそこにD(三単現)の要素が入ってくると、もう大体わちゃわちゃです。で、そこにE(過去形)の要素が入ってくると、土台ができていない子はもう文法嫌ってなるのが通例と思います。
これが、解法暗記の限界として分かりやすい例ではないでしょうか。
のちのち楽になるのが理解型の勉強法
論理的思考を使って理解をしていく勉強を行うと、基礎さえしっかりさせておけばE(過去形)や中2のC’(助動詞の発展形)が秒でできるようになりますので、私は論理的思考の指導と英文法の両輪を軸にして指導しています。解法暗記型の勉強だとこうはいきません。
できるようになるまでの期間には当然大きな個人差がありますが、そう簡単に勉強ができるようにならないのでは?と感じる子を何とかするには、こういう指導しかないように思います。もっとも、暗記だけでどうにかできる方もそれなりにいらっしゃるので、今見ている子に適切なものは何だろうかと1つ1つ判断していくのは、それはそれでなかなか難しいと思います。
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