【中学受験】教えることが減ってきた&授業の様子

中学受験
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才能があって、しっかり勉強時間も取って、
1つ1つ言語化して考えている上に、
先生からのアドバイスにも耳を向けて実践する。

これだけしていればそりゃ成績が伸びるのは当然といえば
当然なのですが、それにしても半年やそこらの短期間で
相当な成長を遂げるのは、ただただ凄いとしか言いようがありません。

点数で見ると150点満点で30~70点の改善度合いなので、、、、。
ええと、思っていたより改善幅が大きいですね。
言うてそこまで点数では変わってないかなーと
思っていたのですが。

難しい単元に入って脱落組が増える時期ですが、
テキストが基礎側に振ってくれているおかげで
それまでの基礎を丁寧に固めた子は極めてついて
いきやすくなっているように感じます。

怒涛のように押し寄せてくる、塾の授業で取り扱って
くれない過去の復習問題をどう処理するかは、
悩ましいところではありますが。

この子の更に上を行く子も近くにいるようですが

そういう子と比較しても何のメリットもありません。

過去の自分と今の自分を比較して、
1つ1つできることを増やしていく以外に
できることなんてないのですから。

自分のペースで着実に歩いていけば、
目標点などいつの間にか超えられるものです。
そういう地道な歩み方を教えてあげたいですね。

授業は将棋の感想戦みたいな雰囲気です

授業の様子を知りたい方もいらっしゃると思いますので、
ざっと書いてみますね。

解き方を私が一から説明する場面はほぼありません。
家庭教師がそれをやる状態はもう末期なので、
最大限時間を取って過去の負債を精算すべきと思います。
ちまちまやっていると、目の前の授業内容が雪だるまの
ように負債として積み上がっていくだけですからね。

私の授業では、解けていない問題を解かせて
その流れや理由を言葉で説明させます。

そこで問題があれば指摘して改善させますし、
説明できなければ足りない知識を補足しますし、
解法が硬直化していて土台の知識に弱いところがあり
そうであれば、基礎を確認する授業をしたり、
別解や別の考え方でも解けることを示します。

こちらが説明する内容の大半は、基礎部分か、もしくは
どんな問題なのかを絵を書いて紐解く部分に使っています。
解法まで都度細かく説明する必要がある場合は
授業時間を相当増やさないと正直間に合いませんし、
増やしたところで追いつかないこともザラでしょう。

また、より望ましい解き方があれば考え方を示して
そこから式を組み立てられるかを確認します。
これは、複数の考え方や解き方で解けるようになると
理解を深めることに繋がるからですね。

解法が複数あると混乱するケースもありますが、
この子は水準が高いので、むしろ解法を複数示して
思考の幅を広げることを意識しています。

自分で言うのも何ですが、
それなりに結構高水準なことをやっているつもりです。
指導碁、検討会、感想戦、そんな雰囲気だと思います。

普通の子はどういう授業になるの?

普通の子や勉強が大変な子になると言葉が出てこなくなる
ケースが増えるので私が話す時間が増えますし、言葉の
使い方の確認をしたり、過去の復習に時間を取ったりと、
私のやることが増えていく感じですね。

生徒さんがどこで躓いているか分からない

という状態にはほぼならないので、
私の方で推測した問題点に対する改善策を講じて、
生徒さんの反応を見てできるように持っていきます。

生徒さんの成績の良し悪しに関わらず、私が指導の要点
として常に意識しているのは下の2点でしょうか。

  • 基礎を正しく理解しているか
  • 自分の考えた道筋を自分の言葉で説明できるか

で、足りないところを生徒さんの様子を見て都度
説明させたり、こちらが説明して補填するという感じです。

言葉を正しく使うことを意識させましょう

最近は、言葉の指導時間が本当に増えました。
みんなここで詰まって解けていませんので。
普段から読書を日常的に行わないと後伸びは難しい、
という確信が私の中にできつつあるくらいです。

言葉は思考の根源の部分なので、ここの問題が
改善されると目覚ましい勢いで成績が伸びるのですが、
授業だけで改善するのは本当に時間が掛かります。

能力の高い子なら自分で修正できるのですが
普通の子だと私の授業でしか矯正できないので、
どうしても時間が掛かるようです。

普段の生活で言葉を正しく使うよう矯正される場が
もう存在しないので、授業時間を十分取らないと
すぐ元に戻ってしまうのではないかと感じています。

言葉って本当に大事ですよ。

ご家庭内で言葉の矯正が可能であれば、それを行っている
時点で他と大きな差が付くのではないかと感じます。
ちょうど私の友達が、そんな感じでうまいことやっています。
見習いたいですね。

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