中2中3なら軽く見積もっても半数以上、
高校生でも結構な割合の学生さんが
中1の基礎すら出来上がっていない状況だと思います。
春は、どの学年でも計算の土台を作る単元が
行われますので、復習にちょうどよい時期です。
どの学年の学生さんでも、中1の内容から
しっかり見直して頂きたいと思います。
基礎の指導はいつまでも終わらない
数学の場合、同単元で一年間に30回以上、
英語でも同単元で一年間に50回以上繰り返さないと、
もしくは、繰り返しても「できる」という水準まで
持っていけない子が多数いらっしゃいます。
平均点を取ってる子が何人もこの水準なので、
最低でも半数は間違いなく怪しい訳ですよ。
そういう子を塾に通わせたところで、
できるようになる方が不思議です。
相当細かく見てくれる塾であれば別ですが、
そういう塾は特定地域の個人塾のみだけでしょう。
- 小学生の内容をしっかり勉強させる
- 漢字と計算をしっかりやらせる
- 漫画や図鑑、児童図書などで構わないので
本を読むことを生活の中に取り入れる
この辺りは家庭内でしか行えないので、
早いうちから取り組んで頂きたく思います。
私の授業で行う復習回数
基礎or重要単元は一旦100%にまで持っていかないと
あっという間に忘れてすべてやり直しが必要になるため、
できるまで何度でもやり直しさせるようにしています。
中1の1年間で数学の重要単元は3つ、
英語は15~20単元のうち、重要単元は半分ほど。
上にも書きましたが、重要単元は復習回数が
概ね30~50回くらいは必要になります。
つまり、一年間に行う復習回数は一科目200回を
軽く超えるくらいの手厚い指導をしているのですが、
それだけ取り組んでもできるようになる子が少ないと
いうほど、今の子は頭が回っていません。
この水準の子が頑張って平均に届く子で、
この分量ですら足りないのが平均に届かない子です。
最低限の力がある子は、
自習で点数を伸ばせるという最低限の力がある子は、
普段から頭を回す勉強をしていれば一単元を説明で数分、
演習の繰り返しでも精々5回あれば事足りるくらいには
持っていけますし、正直、かなり容易です。
勉強時間で考えると、頑張って平均に届く子に比べると、
おおよそ1/10くらいで済んでしまいます。
そのくらい差があったら、勉強が大変な子は勉強から
逃げない方がおかしいというものです。
小学生の時にサボるとそのくらいの差が付いてしまうため、
最低限の勉強は誰であろうとしっかりやらせるべきと、
私は思っています。
最近、何か記事を書くと、どうしても
小学校の内容をしっかり勉強させてください
と締めずにはいられないほど散々たる状態ばかり
見るので、記事の原稿が酷いことになっています。
中学受験だとか浮きこぼれとか、
そんな上澄みばかり見ている場合じゃないのに。
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