【指導側の意識】授業が分かりにくいという子に詳しく聞いてみると

指導側の意識
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学校の授業が分かりにくい理由として、
内容云々の前に、以下の2つを多く耳にします。

・声が聞き取りづらい(滑舌、声量)
・黒板が見にくい(字が小さい、汚い)

最近は黒板を書く先生が減ってきていますが、
学生さんが文字をちゃんと書けるようにする
ためにも、黒板をもっと使ってほしいと思います。

そもそも、先生側が十分な分量を書いていないから
上手く書けないし、生徒さんにも伝わらないのですから。

声はなかなか難しい

男女間で比べると、男性側に問題があることが多い
というのは、誰もが認めるところだと思います。

ただ、人の前に立って毎日話す立場の人なら
ある程度以上はしっかり話せるようになるものなので、
聞き取りづらい先生を減らす取り組みは行ってほしいですよね。

一般的な家庭教師は学校の先生よりも間違いなく
喋る時間が少ないですから、気をつけたいところです。

私の授業はおかげさまで聞き取りやすい、分かりやすいという
評価を頂いていますが、発声がいまいちということは自覚している
ため、授業の度に気をつけています。

情報を取りに行く力をどう身につけさせるか

集団授業の先生の説明を読み取っていけない子は
情報を能動的に読み取っていくことができないので、
勉強する時に、必ず誰かのサポートが必要になります。

その一方で、私の授業はかなり細かく説明する上に
生徒さんの分からないところを確認しながら進みますから、
学校の授業と比べると容易に理解できるようになっています。

ただ、その状態に慣れてしまうと学校で学べなくなるので、
色々悩ましいなと思うことも少なくありません。

何でも説明してしまうと、生徒さんのためになりません。
大人の言うことをそのまま受け入れる姿勢が強くなり、
ますます頭を使わなくなってしまいます。

頭を使わせる働きかけを

私の授業では全てを説明せず、概念説明に重点を置いて
残りは自分で気付いてもらうようにしていますが、
学校の先生の言うことをそのまま受け入れることが
当たり前だった生徒さんは気付くという行為そのものが難しく、
授業のバランスはいつも悩むところです。

授業だけで改善していくのは時間的に不可能なので、
日々の生活の中で、お子さんに対して頭を使う時間を増やすような
働きかけをしていってほしいと思います。

覚えるだけで考えさせないと、学ぶ力は育ちませんから。

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