引用されている方が思われている難しさと私が思う難しさが大分違っていて、その辺の違いが「難しい」というお話が主軸なのですが、色々勘違いしやすい箇所があって話がややこしくなっています。なので、分かって頂けるように書いてみますが、どこまで伝わるかは未知数とさせてください。
※私が紐解こうとした部分を既に保護者様が補足されていましたので、その呟きもご紹介します。
呟かれている方
- 引用された方(先生のようですね)
- 大元の呟きの保護者様(中学受験に取り組み中)
こちらの2名となっております。
呟きはこちら
難しさのポイントがちょっと違うかなと思ったのがこちらの呟きですね。で、引用元の保護者様にその点で指摘が飛んだらしく、後で保護者様が補足されていらっしゃいます。
詳しいとこは分からないけど、これ結構難しい話だよなぁ。
この前も、かなり無理させて中受合格したけど、その後についていけなくて不登校・・・という子を見たばかり。 https://t.co/Dbz0CdQUSH
— よわむし (@0315_osami) August 6, 2023
呟きの先生が思う難しさ
先を見据えない指導をすると、後で失敗するケースが多いよ
という風に私は読めました。ただ、引用されている元の呟きを見るとちょっと違う意味で使われていたので、記事にしてみようかなと思った訳です。
大元の呟きを読み解いていく
引用されている呟きでは、「中学受験塾に通っているのに高校や大学受験を見据えられるのは違う」と仰っているのですが、ここで既に大きなズレが生じているため、話がややこしくなっています。そこを紐解いていこうと思います。
と思って元の内容を確認しようと思ったところ、既にご本人様が補足を書かれておりまして。私が想定していた通りでした。
何か一部誤解?されてる部分があるっぽいんだけど別に入学後の勉強の事を考えずに中受さえ受かればいいって考えではないんですよね。
ただ、現状の成績に悩んでるのに今身についてなくても高校や大学受験の時に生きてくるよって言われても、え、じゃあ中受は?って話に納得がいかなかったんですよね。— ゆり【👧中学受験2025】 (@yuri_juken) August 7, 2023
つまり、元々の中学受験塾がお子さんの勉強内容をちゃんと見ていない、改善方法を提案してくれないというところがポイントだったというお話でした。それを、「高校や大学受験を見据えて」というお話に塾の先生がすり替えたから不審に思った、という流れになっています。この辺を読み取れていない方が多く、補足したということが見て取れます。
考えさせる指導は難しい
日能研って他の塾に比べて『自分で考える』ということに特に重きを置いてる感じがある。それが良くて息子を入れたので良かったんだけど娘には合わなかったということかもしれません。
納得したことしか理解できないので知識として納得させた方がいいと判断しました。— ゆり【👧中学受験2025】 (@yuri_juken) August 6, 2023
考えられるようにするために、何の情報も与えずただ考えさせるというどうしようもない指導がゆとり時代から散々行われています。ですが、そういう指導は何の役にも立ちません。
考えさせる授業というのはかなり指導力のある先生以外は難しく、内容を相当深く理解していないとできません。私の指導先の保護者様が私の指導を真似てみることはよくあるのですが、うまくいかないという感想しか頂きません。それだけ難しいということですね。個別塾という形で考えさせる授業ができる先生は、間違いなく相当な実力者でしょう。
こちらの保護者様は、お子さんの現状をしっかり受け止めて適切な対応を取るために転塾させ、その変化もしっかり把握されておりますので、確実によい結果に繋がると思います。この一連の行動が「先を見据えて行動する」ということだと思います。
先を見据えた指導は大事です
先を見据えた指導は中学受験では役に立たない
という誤解しそうな呟きだったため記事で取り上げた、というのが顛末でした。
今回のお話では、そもそも先を見据えた指導なんか行えていないというのがポイントで、先を見据えた指導をすると中学受験に対応できないということではありません。先を見据えた指導をしないと中学受験そのものも苦しくなることがほとんどですから、このあたりを勘違いされないで頂きたいと思います。
特に私の場合、相当早い時期から先を見据えた指導をしていますので、目先の伸びを捨てているのではないかと勘違いされやすく、何とかならないかなと思っています。そう簡単に改善できないものを長期間少しずつ改善させていくからこそ大きく伸ばせるのであって、さらに、目先の指導を最大化させるためにも先を見据えた指導をしているのですから。
理解が必要なものを丸暗記する勉強や無理に勉強を強要することは、先を見据えていない手法として広く行われています。これらはほんの一時期だけ良くなるものの、いくらも持ちません。元の引用された先生が仰りたい内容は、そういう勉強や指導はいけないよ、ということだと思います。
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