【小学算数】思考力の学習臨界期は12歳位まで、なの?

小学算数
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思考力を必要とする算数と理科を苦手とする生徒さんが多いのは
皆さんご存知だと思いますが、その理由を探していたところ、

「 算数嫌い」はいつから始まる? なぜ「算数嫌い」になるのか?

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こちらのサイトに、

「思考力の学習臨界期は12歳位まで、その基礎は9歳位までに。」

こう書かれていて衝撃でした。

この内容が正しいとすると、中学生になってから家庭教師をつけて
思考力を伸ばすのは極めて難しいということになります。

「家庭教師は小学生から付けるべき」

引用した記事の内容を信用するならば結論はこうなります。

ですが、ほとんどのご家庭では小学生に家庭教師なんて
中学受験をするのでもなければ早すぎると思われていますので、
教える側としては非常に辛いところです。

ただ、実際に教えていると、確かに小学生の段階から
教えないと間に合わないと感じることが非常に多いので、
この主張はきっと間違ってはいないのだろうと思います。
理解してもらうのは難しいんだろうなとも思いますが。

思い当たる節、その1

算数の文章題を生徒さんに解いてもらった時に
どう考えて式を立てたのかを毎回聞くようにしているのですが、
最初はほとんどの子がちゃんとした答え(日本語)が返ってきません。

ただ、これを何度も繰り返していると、学年の若い子ほど
ちゃんとした答えが返ってくる傾向があるように感じます。
意外にしっかりした回答が返ってくるのは小学生の生徒さんばかりです。

思い当たる節、その2

考え方を繰り返し繰り返し教え、半年かけてちゃんとした答えが
返ってくるようになった中2の子がいらっしゃるのですが、
その後たった2週間で元に戻って愕然としたことがあります。

中学2年生は13~14歳です。

「思考力の学習臨界期は12歳位まで」
というところに抵触しているのかなと思いました。

その子は文章題の問題を解く際に、問題文の数字を適当に式に当てはめる
やり方を小学生の頃からやっていたため中学数学で躓いていたのですが、
ようやくちゃんとした考え方で解けるようになってきたなと感じた後に
2週間で元に戻ってしまい、半年間の授業が台無しになりました。

授業時間が学校より圧倒的に少ない家庭教師では限界を感じることが多く、
教師側がどんなに頑張っても伸びない子がいてやるせない気持ちになります。
基礎学力は教えられて伸びるものではなく自分で試行錯誤しないと伸びない
のですが、それがなかなか理解してもらえず、苦労することが多いです。

幼児教育に問題があることも指摘されています

9歳以前に、徹底反復と高速大量暗記学習をさせると「イメージ力」が育ちにくくなる。

徹底反復と高速大量暗記学習とはとどのつまり、
「頭を使わずに処理をパターン化させて高速処理する」
ってだけで、こういうのは本来パソコンにやらせることであって
人間がやることではないんですよね。

処理が早いだけで頭を使っていないのですから、その後伸びる訳がない。
考えていないのだから思考力が育つ訳がない。

教育はこうだああだといろいろな情報が流れていますが、
何が正しいのかどれを選ぶべきなのか、正解が分からないので難しいです。

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