【意識】改善が叶わない理由。大半は発見が遅い&対策が少ない

保護者様の意識
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お子さんの成績が振るわない時に相談される場合、保護者様と私との問題対応への意識差には、3年遅くて3倍少ないというものが実感としてあるのですが、今回少し対策が早くできそうなケースがありまして。

3年遅くて3倍少ないとは?

保護者様が問題を発見するのに3年余計に掛かり、対策量も1/3しか行わない、ということです。私に分析させると3年早く発見して改善に十分な対策を講じる(大体3倍位)ので、成功率が極めて高い(事実上100%)という訳です。プロとアマチュアには差があって当然なので、どうか信頼してプロに任せて頂けないでしょうか。

家庭教師を信頼せずに穿った目で見て使われるご家庭様は多いことでしょうから、それなり以上の確率で失敗されているような印象があります。良い先生なら何もかも全て解決すると思われていらっしゃるご家庭様は多いと思うのですが、腹水が貯まるような状態になってしまってはどんな名医でも治せませんし、名コーチに教われば誰でも3日で三回転宙返りができるようになるのでしょうか。そんな訳ありません。

対策を始めるのはできるだけ早い方が良く、そして、追いつくのに必要な分量の課題を消化させていく必要があるのですが、その必要性がどうしても伝わりません。難しいですね。

家庭教師をうまく使うには

確かに指導力に問題がある家庭教師もいらっしゃるでしょうが、まずは信頼して任せることが大切だと思います。

信頼に足るどうかを測るには、話の内容に論理性と一貫性を求め、そこを徹底的に確認すべきだと思うのですが、それができるご家庭様がそこまで多くないのであれこれ疑うのかもしれません。

ある程度の費用を掛けることも大事でしょう。人を使うには、お金が掛かるのです。それが嫌なら必死で勉強して下さい。その方があらゆる意味でお子さんのためになると思います。

指導力で何もかもが解決する訳ではない

私もこう思います。成績が上がらない理由として、指導力に問題があるケースはそこまで多くないように思います。(個人的には十分な説明を受けていないから分からないケースが多いのでは?と見ていて思います)

なお、解説しかできない先生は指導力に問題があると思いますので、そもそも論として、分からないところを解説してもらうだけのような使い方は避けるべきと思います。問題が解けないこと、それ以外のところを全て保護者様が把握できているのであれば、解説だけを外注するのも良いと思いますけれども。

間に合うか?発見が1年遅れで済んだケース

少し前に、発見が1年遅れで済んだという非常に珍しい案件を受けました。

この子は発見が1年遅れで済んだため、2年前の学年の問題集からやらせています。(ちょうどいい難度でした)私の場合、最低でも3年下、場合によっては6年も下の学年の問題集から始めるケースも少なくありません。

それだけ皆さん小学生の時に勉強されていない、対策されていないということなので、お子さんの勉強は本当にしっかり見るべきと思います。絶対に学校任せにしないでほしいと思います。義務教育で詰まるのは学校の責任ではなく、保護者様の責任だと思って下さい。

この子も、指導の結果が判明するのにまだまだ年数が掛かるので、油断しないで進めたいと思っています。大体100点を取ってくるという程度では全然足りないのですが、それをなかなか信じて頂けないケースが多いことが悩みどころです。

ちなみに、指導前のカラーテストの成績は概ね70~100点でした。当初、依頼外だった国語は80点以上ばかりでしたが、かなり重症でした。お子さんとよくコミュニケーションを取られていた保護者様の勝利だと思います。こんな事、滅多にないと思います。

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