【2021】2021年の成果を色々と(国語編)その2

国語
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国語なんて生活していれば勝手に身につくだろうと思って
いらっしゃる方は多いと思いますが、今の学生さんの状態を
見ていると、日本の将来は大丈夫なんだろうかと思わざるを
得ない程度には酷い状態だったりします。

※年末年始に書いた下書きの投稿です。

例を1つ挙げてみます

中3の英語で習う関係代名詞という内容がありますが、
ここは国語力が顕著に問われる単元で、
学生さんの多くが苦戦する単元と思います。

ちなみにこの関係代名詞というものは、同様の内容を
国語でも当然習うのですが、私が扱っている教材ですと
小3の教材に出てきます。

つまり、中3の英語だから難しくて分からないのではなく、
小3の国語力ですら怪しいから分からないのが現実なんですね。
6年も国語が遅れているということが透けて見える訳です。
こう考えると、非常に恐ろしい状況になっているということが
お分かり頂けるのではないでしょうか。

中1数学で躓く子も、算数の理解や訓練がおおよそ3~5年は
遅れているから解けないのであって、中1数学が難しいから
解けないのではありません。
こういう現実を何件も目の当たりにすると、ちょっとやそっと
教わった程度では改善には至らないということは容易に分かるの
ですが、あまり知られていないので非常に怖いと感じています。

国語力は、環境に大きく左右される

国語力はそれまでの生活や環境に強く左右されます。
普段、一言二言で会話してる子の国語力を伸ばそうとしても、
まず伸びていきません。主語述語を意識させるだけで2年3年と
掛かるのが普通です。そのくらい普段の生活が重要と感じます。

小学生の時に土台の大事なところをどれだけできるようにするか、
これが極めて重要な時代になりつつあります。
このくらいは出来て当たり前、そんな意識が通用しなくなってきて
いるということを、意識するべきなのではないでしょうか。

国語の土台を作ることが成績アップに不可欠

私の指導時間の大半は、どんな科目を指導するとしても
国語力の向上と思考力の向上に多くを割く構成になっています。
だからこそ成績が上がるとも言えます。

国語の土台が出来ている子は塾でも何でも大きく伸びる
でしょうが、そこに到達していない子が多数を占める時代です。
どこで誰に習うかも、大事な時代になりつつあるのかもしれません。

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