【中1】半年で偏差値を30上げて70に到達しました

成績アップの実話
この記事は約3分で読めます。

偏差値の推移は、2ヶ月ごとのテストで綺麗な正比例の
グラフになりましたので、何か特別なことは何もない、
ただ実力を伸ばしていっただけという内容になっています。

中1の子ですし、そこまで難しい高校を受けさせる予定は無いので
今度も注意して見ていきたいところです。

※なかなか更新できませんでしたが、
 ぼちぼち更新していこうと思っています。

どんな生徒さんなの?

今回ご紹介する生徒さんは、元々素質はあるけどサボっていて
成績が悪かったところを頑張らせて伸びたというものではなく、
2年間延々と畑を耕し続けてようやく芽が出始めてからの半年で
偏差値が30アップした、というものです。

暗算は少し早いけれど間違いまくる、
文章題は文章中の数字を適当に当てはめて解く、
問題を10問読めば5問は読み間違える、
勉強なんてしないのが当たり前、したくなんかない、
そんな平均より成績が低い普通の子でした。

やっぱり思考力がどこまでも大事

小学生の時に速さと割合、文章題を延々と2年間も
やり続けたかいがありました。

体力があまりない生徒さんだったため、
理科と社会を捨てて算数にほぼ全振り、漢字を少しだけ。
後は対話とストレスを緩和するための精神的なケアを心掛けました。

そして、中学に上がって体調が安定してきたところで
学校では全教科を頑張り、私の授業では、英語9数学7
理科1社会3くらいの比率で取り組みました。

漫画で国語が伸びる

家に漫画が無かったご家庭でしたが、
この子は2年で250冊以上読まれました。
漫画という優秀な教材をどうして嫌う方が多いのでしょう。

後は、授業中に文章が読めていないことを面白おかしく
指摘して、何度も何度も気づかせるだけです。この地道な
取り組みが、後に結果として大きく現れることになりました。

誰だって読み飛ばしや読み違いをするのですから、
厳しく指摘したところで意味がないと思います。
少しずつできるようにしていけばいいのではないでしょうか。

定期テストの数学を無勉で挑んで9割

1学期に100点を取ってきたこともありましたが、
安定して高得点を取ってくるようになりました。
発展レベルの難しい問題は解いていないので、
学力テストなどでは上位層に敵わないでしょう。

ただ、平均より下にいた子をあまり負荷を感じさせることなく
ここまで伸ばしたことに、意味があるのではないでしょうか。

小学校でずっと成績が良かったのに、
中学で成績を落とす子はたくさんいらっしゃいます。
小学校で40点くらいのところから始めて
ここまで成績を上げられるケースはかなり少数ですから、
十分な成果ではないでしょうか。

現在の課題、目標としていること

・学校の授業中にしっかり勉強して、遊ぶ時間を作ること。
・問題を解いたらちゃんと丸付けをすること。
・テスト勉強の時間を短くすること。50時間はやりすぎ。
 (案の定、あまり集中していませんでした)

・学校の授業をちゃんと受けて、日々最低限の勉強をしよう
 (おそらくこれが一番難しい)

如何に勉強する時間を減らすかを考えて工夫することが
勉強の質の向上に繋がり、成績の向上へとつながっていきます。
今は勉強したことが身にならない、そんな勉強をされている子が
大変多いです。(そういう勉強法を強制させられているからですが)

課題をたくさん与えた方が成績が伸びるという意見が主流ですが、
この子はむしろ課題の量を減らして対応させています。
問題を解くだけの何も残らない勉強をされている子が多いのに、
指導側が問題を与えるだけで満足するのは怠慢ではないでしょうか。

勉強量の前に、勉強のやり方に手を入れないと
成績を上げることは難しいのではないかと思います。

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