【小6】最低限のところが間に合うとこんな感じ?

成績アップの実話
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以前の案件なのですが、まだまだ足りないところはあるものの、
最低限のところは間に合った感じがあって良かったなーという
案件がありまして。

ちょうど今の時期の内容なので書いてみようかなと思います。

小6のこの時期に

3月の各種テストで95点や100点を連発している結果を
見せて頂いて、本当によかったなーと思った案件がありました。

小4あたりから成績が下降し出して中学に上がって大変なことに
なる、なんてケースは古今東西あまりにもよくあると感じますが、
この子もそういうケースになるだろうなという強い確信がありました。

で、私の方から申し出て時間を頂き、色々対策を講じた結果、
上のようなまずまずの結果が出てほっとした記憶があります。
尤も、私が指導を始めてから暫くは成績の下降が止まらず、
内心冷や汗をかきながら指導していたなんてこともありました。

断言しますが、ちょっとやそっと教えた程度では絶対に伸びませんよ。
1年ほど掛かってようやく明確に成績の上昇が見られ始め、
そこからようやく上位に安定するようになったという印象でした。

保護者様は小4までは問題ないと思われていらっしゃいましたが、
分数の理解に9ヶ月掛かり、小数の計算に半年かかり、
基本の四則計算が安定するまでに1年以上掛かった子でした。

整数で問題なくても、その後に沈む子は本当に多いですね。

小4まで成績が良かった子をここまで戻すのに

小4まで成績が良かった子をここまで戻すのに
どれだけの指導量が必要だったかですが、
週2で指導してようやくこの時期に間に合ったという印象でした。
尤も、小6の今の時期に、小4の国語のテキストの正答率が
6割程度までしか上がらないくらいでしたけれども。

小4まで成績が良かった子でこれですよ?

もっと早くから成績が落ちてテストで大体60点くらいの子ですと、
持ち上げるにはこの子以上の指導量が必要なのではないでしょうか。

中学から指導しても絶対に間に合わないと私があちこちで指摘して
いる理由を、これで多少なりとも想像できるのではないかと思います。

週1で受けることがそもそも間違っているような

指導側の意識として、案件を断られたくないがために週1で
受けるケースはそれなりに多いと思うのですが、結局時間が足りずに
お金の浪費になっているケースが多いのではないでしょうか。

実際に教えている身からして、どう頑張ってもどう工夫しても
時間が足りないと思うのですが、他の先生方は違うのでしょうか。

新しい1つの感覚を得るのに半年から9ヶ月位かかるのに、
そういう新しい感覚を同時並行でいくつも養わないといけないのに、
週1ではどう計算しても足りないんですよね。

今回の記事の子なんて私が対策した内容を箇条書きしたら20じゃ
済まないくらいの量がありましたし、1つできるようになるのに
9ヶ月前後かかったものが10近くもあります。

その場で教えてすぐできるようになったものなんて
帯分数から仮分数に変換する処理だけでしたから、
一体、他の子はどれだけ優秀なんだろうと思うばかりです。

面積の公式なんて忘れるもの

小6の直角三角形の面積の正答率が低いということで
記事になっていましたが、小学生はそんなものですよ。

【算数】正答率が低かった直角三角形の面積の問題
2021年度、 令和3年度の全国学力テストの問題になります。 ネット上ではそこまで話題になっていないようなのですが、 記事になっていたのでご紹介します。 元記事と参考サイト 激震でも何でも無いと思いますが。 ...

上の記事と重複しますが、私が偏差値75まで伸ばした子で10回弱、
今回紹介した生徒さんも10回ほど教え直しています。
何度も言いますが、小学生なんてこれが普通ですよ?
私が指導していない生徒さん達はそんなに優秀な子ばかりなのでしょうか。

わからないところをちょっと教えてもらえばいいだろう、
なんていう甘い考えでは上手くいかない方が普通だと思います。
何度やり直したって片っ端から抜けていくのが『本当の普通』なのですから。

効果が出ているかどうかを判断することは難しい

小学生の間は簡単に点数が取れますから、
素質のある子はちょっと指導しただけで点数が上がって、
いい先生に教わったと仰るご家庭様も結構見てきました。

でも、私が改めて見ると細部の知識の穴がいくつもあって、
結局中学に入ってから失速するというケースばかりで。
こういう指導がまかり通るのは本当にいいのだろうかと思うばかりです。

目先の点数で出来を判断するのは本当に危険なので、
何ができるか何ができていないか、詳しく説明してくれる先生を
探して相談すべきと思います。(塾でも家庭教師でも学校でも)

なお、私が説明するとA4用紙2~3枚くらいになるくらいは
分析して指導していますので、それなりのレベルで指導できて
いるのではないかと思っています。

このあたりを踏まえると、私の指導力は上の下までとは
いかなくても、中の上くらいはあるのではないかと思います。
そのくらいの力で指導できていれば、全体と比較して見れば
それなりに指導効果が出る方なのではないでしょうか。

余談ですが

今回紹介した生徒さんは偏差値にして50ちょっとの子です。
60には届いていません。
小学校で何とか100点を連発するようになっても、このくらいです。

中学のテストは本当に難しいということを、
保護者様方はよくよく意識しておくべきと思います。

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