塾の先生が、発達障碍の子を受け入れるかどうかに
ついての判断を書かれていました。
受け入れに消極的な理由
私もよく同じ状況に遭遇します
呟きの続きには、目に見える結果が出にくいので保護者様に
満足して頂けない、先生側の負担が大きいというのが
理由として挙げられていました。
私もその通りだと思います。
結果が出そうとしても通常以上に時間と期間が掛かる上に、
目立った成果に繋がりにくいので保護者様が諦めてしまいがちです。
もっとも、目立った成果を出しても不満に思われることも
頻繁にあるので(保護者様の希望に届かない)、
先生側が消極的になることがむしろ自然にすら思えます。
私も教えていてそういう絶望が何度もあったなと振り返りますが、
実は私よりもっときついのは生徒さんなんですよね。
ある生徒さんのお話になりますが、
おそらくその期間、校内で最も勉強した&生きていて今が
最も勉強したと言えるくらい努力して結果も出したのに、
全く認めてもらえなかったということがありました。
生徒さんの絶望の大きさは私には想像に難くありませんが、
才能を持って生まれ環境にも恵まれた人には1ミリも
分かってもらえないのかと、空恐ろしいものを感じました。
親子間でこれです。
いわんや他人をやです。
保護者様が味方にならないでどうして改善が望めるのでしょう。
先生がどう、教え方がどう、という話をよく耳にしますが、
結局は保護者様がどう考えるかが最も大事なのではないでしょうか。
家庭教師における別解
こちらの方のやり方が別解としてよいのではないかと思います。
当時のトライのカウンセラーが諦めた子供たちの、
最後の砦を引き受けていました。
こういう方の経験談を知ることができるのは有難いです。
勉強が大変な子にちゃんと関わろうとするなら、
多くの方はこういう関わり方を選択肢として考えるのでは
ないかと思います。
そうすると、塾では難しいので家庭教師に役割が回って
きますが、勉強しない関わり合いを時間の無駄だと
保護者様が受け止められたらその時点で終わりです。
私が大きく伸ばした生徒さん達は、例外なくこういう
関わり合いを保護者様に許可して頂きました。
精神的なケアを必要としている生徒さんについては、
目先勉強することよりも遥かに重要なことがあるという
ことを知って頂きたいと思います。
(やり過ぎて一切効果が出ないようなケースも見受け
られるので、そこは先生次第なのかもしれませんが)
大変だけど……
勉強するのが大変な子ほど保護者様の考えや決断が大きな影響力を
及ぼします。定型ではない子の子育ては間違いなく大変です。
定型の子を持つ保護者様に理解されないことだって多々ありますよ。
でも、だからこそ、お子さんが生きていて良かったと少しでも
思えるような働きかけをしてあげてほしいと思います。
大変ですけど、そこを目指さないと保護者様もお子さんも
浮かばれません。成績ばかり見るのではなく、お子さんのことに
ついてもっとよく見て考えることが必要なのではないでしょうか。
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