【勉強法】習慣化すれば勉強ができるようになる訳ではない

勉強法
この記事は約2分で読めます。

勉強の習慣化というものが随分と持て囃されているような気がしますが、
習慣化すれば全て解決、なんて意識が見え隠れするような
印象を強く受ける記事や呟きが多いので、モヤモヤしています。

楽しく勉強できるようにサポートしたり、先に真っ当な勉強法を
教えることの方がずっと大事なような気がするのですが。

習慣化は武器の1つですが

習慣化は武器の1つとして大変有効なのは事実ですが、
そうするために必要な土台、活かすために必要なものが数多くあります。
それらが無い状態で習慣化したところで、たかが知れています。

実際、習慣化させたくて勉強しなさいと何度も言ったり、
無理矢理勉強させてかえって勉強嫌いにさせるケースの方が
多いのではないでしょうか。

習慣化などよりも、勉強を楽しめるような工夫が必要だと私は思います。
習慣化はその後で十分間に合うのではないでしょうか。
尤も、中学からでは大体遅いということは間違いないと思いますが。

私は長時間勉強否定派なので

勉強法や思考の土台ができていないのに長時間勉強しても、
ただ勉強が嫌いになるだけだと思います。

私の生徒さんで社会のテスト対策を30時間から10時間まで
短縮した子がいらっしゃいますが、このくらいじゃないと辛くて
勉強していられないですよ。
(当然ですが、対策の質自体も向上してます)

子どもが長時間勉強することが辛いだろうと思える大人がどれだけいるか、
私はそこに不安を覚えます。たかが勉強ごときで虐待してほしくないんです。
勉強が好きな子なんていくらもいらっしゃらないですからね。

・勉強は学校でしなさい
・テスト勉強は時間を掛けてやるものではないので、
 常に時間を減らすための工夫をしなさい
・まずは、自分で教科書くらいは読めるようになりなさい

私はこのあたりを口を酸っぱくしてお伝えしています。

中学生でテスト前に50時間以上掛けて勉強しても、
いくらも対策が進んでいないケースなども存外に多く見かけます。

時間を減らすための工夫がどれだけ大事か分かっている子は、
私の視界に入ってくる生徒さんの中では見たことがありません。

大人の責務として、正しい勉強のやり方や考え方の土台くらいは
お伝えすべきなのではないかと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました